トゥーンシェーディングを採用したアニメ風フル3DRPG。キャラクターやフィールド画面が大幅にリアル化。「スキル」「テンション」「錬金釜」も登場。
ストーリー
道化師ドルマゲスによってイバラの呪いをかけられたトロデーン城。その城で呪われずに助かった主人公が、トロデ王、馬姫と仲間とともにドルマゲスを追って冒険をする。
プレイステーション2用ソフト
「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」
| 発売日 | 通常版:2004年11月27日 廉価版「アルティメットヒッツ」:2006年7月20日 |
価格 | 通常版:8,800円(税抜) 廉価版「アルティメットヒッツ」:2,800円(税抜) |
メディア | DVD-ROM1枚 |
特徴
基本システム |
- スキルという新たな成長システムを搭載。レベルアップ時に得られる「スキルポイント」を各キャラクターが持つ各スキルに振り分けることによって、武器種別ごとの特技の習得や、能力のアップが可能。いつでもスキルを上げられるスキルのたねも登場。
- 戦闘参加人数は最大4人、プレイヤーキャラも4人のみ。馬車入れ替えシステムやルイーダの店はない。
- DQVの仲間モンスターシステムの発展版としてモンスターチームシステムを搭載。マップ上をうろつくモンスターを倒してスカウトし、「モンスターチーム」を結成して「モンスター・バトルロード」に参加させることができる。バトルロードでランクを上げれば、通常の戦闘で呼び出すこともできるようになる。
|
グラフィックス |
- 完全3D。移動中の視点も今までとは異なり、主人公の真後ろや横などからの視点となった。また、キャラクタやモンスターなどが、テレビアニメ風の3Dキャラクタとなった(トゥーンシェイド)。
- 移動中に主人公の視点から正面、足元、空や天井までを見上げることができる。
- 戦闘シーンでは自分たちの姿が映るようになった。
- アイテム発見時やアイテム収集リストにおいて、全てのアイテムについてそれぞれ独特の図柄が表示されるようになった。
|
移動 |
- DQIII〜Vで登場した時間の概念が再登場。今回は立ち止まっていても、また、町の中でも屋外なら時間が流れる。
- ワールドマップ上ではコンパス(方位磁針)が表示される。
- 「キラーパンサー」が、陸上を高速で移動する乗り物として登場。
- ワールドマップ上だけでなく町の中などのマップも登場。また、ダンジョンでは宝箱から地図を入手すれば(アイテム欄には加わらない)、マップを見ることができる。
|
戦闘システム |
- 戦闘中、[ためる]を繰り返すことによってテンションのステータスを高めることができる。テンションが高くなれば、武器攻撃・呪文・特技に関係なく、与えるダメージが普段の何倍にもなる(回復呪文や防御などの威力も大きくなる)。それに伴い[テンションためろ]のAI作戦が新登場([おれにまかせろ]廃止)。
- 敵を逃げさせるための[おどかす]コマンドが初登場。
- 攻撃対象を選択するとき、グループ単位ではなく単体単位で選択が可能になった。
- ターン中はステータスウィンドウの表示が無くなり、HP変化時に該当キャラクタに重なるようにHPなどが表示されるようになった。
- ダメージ表示が、従来のメッセージとしての表示のほか、グラフィック数字表示でも出るようになった。複数のキャラがダメージを負う場合はグラフィック数字は一度に表示、メッセージでは平均値が表示される。また、回復量もグラフィック数字で表示される。
|
コマンド |
- カーソルの形が回転する剣の形になった。
- 仲間の話を聞くコマンドとして[なかま]コマンドが新登場。
- [しらべる]コマンドが廃止され、べんりボタンに完全移行された。
|
施設 |
- 店でアイテムを売るとき、複数のアイテムのまとめ売りができるようになった。
- 宿屋では、泊まるだけでなく、昼から夜になるまで休むこともできるようになった。
- カジノは、スロットは3リール、5ライン式。他に新ゲーム「ルーレット」「ビンゴ」が登場。
|
アイテム |
- 錬金釜を使って2つまたは3つのアイテムを結合させて新たなアイテムを生み出すことができる。おいしいミルクや聖者の灰などの錬金用のアイテムも多数登場している。
- スキルマスターシステム搭載に伴い、武器が「剣」「ヤリ」などの種別ごとにはっきりと分類された。
- 戦闘中に主人公が使うと、ネズミのトーポがブレスなどを発する「チーズ」系アイテムが登場。
|
その他 |
- PS版DQIVの「戦歴」とDQVII以降の「モンスター図鑑」に、「アイテム収集リスト」「錬金レシピリスト」をプラスした「戦いのきろく」システムが登場。戦歴画面ではトロデのコメント付、モンスター図鑑では各モンスターの豆知識も表示される。
- 全滅後、従来は主人公だけが復活したが、今回はパーティ全員が復活するようになった。
|